2007年06月13日

ブレーキパッド

 レーシングパッドの最大の特徴は、ロック寸前のコントロール性の良さといえます。
 レバーを握り込んだ初期制動はノーマルパッドとほとんど変わらない感じですが、そこから更にレバーを握り込んだところからレースパッドとノーマルパッドの差が明確になります。
 レースパッドは、バイクが完全停止する直前の数メートルの間に、ノーマルパッドとは比べものにならないほど減速します。
 しかも、フロントタイヤが路面に食いついているような感覚があり、安心してレバーを握り込むことができます。
 しかしながら、レーシングパッドは、雨天時の性能やパッドの耐磨耗性、高額な価格を考えると、ストリートで使用するにはデメリットが多いかもしれません。

 ブレーキパッドの表面には溝がありますが、この溝はブレーキの制動力にはまったく関係ありません。
 溝を入れる理由は、鳴き対策や熱によるバックプレートの反りを防止するためのもので、この溝の入れ方には特許があると言われています。

 ブレーキの鳴きは、制動時にディスクパッドやローターが共振することで発生します。
 鳴きが発生すると、パットの問題だと考えがちですが、これはパッドの問題だけではなく、ブレーキキャリパーやディスクローター、フルードの状態など総合的に分析して鳴きの問題に対応しなければなりません。

 ブレーキパッドを選ぶときは、バックプレート裏(表の場合もある)に表示されている2文字の英字を基準に選びます。
 この2文字の英字はD、E、F、G、Hの5文字で構成され、この英字の組合せで摩擦材の性能を表示しています。
 純正パッドやブレーキメーカーは、必ずプレスでバックプレートに摩擦材のグレードを刻印することになっており、プレス刻印は信頼の証ともいえます。


○摩擦材のグレード表記例

  D 下級   例FD
  E 低級   例EF
  F 中級   例FF
  G 高級   例GG
  H 最高級  例HH

 英字2文字の左側はノーマル時、右側が高温時の摩擦材性能の測定値です。
 HHが最高のグレードです。
 HHグレードを装着している車両に、FFグレードのパッドを装着すると制動力が劣るので注意が必要です。

 
○摩擦係数の基準

  E 0.25〜0.35
  F 0.35〜0.45
  G 0.45〜0.55
  H 0.55〜

 米国AAMVAで設定された基準で摩擦係数を評価し、数値が高いほどブレーキの効きは良くなります。


【ベスラ】高級レース用パッド SRJL17
 低温域から高温域まで一定した摩擦係数を実現し、常に安定した制動力を維持することができます。
 全日本のライダーからアメリカのレーサーまでワールドワイドに活躍しているレース専用パッドです。

タカラ株式会社 http://www.vesrah.co.jp


【エイ出版】サスセッティングマニュアル
 2002年のサスセッティングの本ですが、サスペンションはもちろん、各社のキャリパーやディスク、パッド、マスターシリンダーなどのカタログが充実しています。

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